前回は家族で楽しめるサビキ釣りを紹介しました。子アジや子サバのサビキ釣りから次の段階へステップアップしたい方。子アジは子供の時にやったから、大物を釣りたいんだ。って方のために大物狙いのサビキ釣りを紹介するよ。対象の魚はメインがアジ。サバ・カツオ・ヒラメなど。
時期・時間帯
時期
大物が釣りやすい時期となると地域によって多少の違いはありますが、大体のパターンは決まっています。アジは産卵時期になると接岸するので5月~6月中旬頃。そして、子アジが釣れなくなる11月~12月頃も釣りやすい時期になります。
時間帯
子アジは日中でも釣れますが、大~中アジぐらいになると圧倒的に朝マズメと夜です。
私の経験でも日中は釣れなくはないが、群れが小さく数を釣るには至らないことが多いです。逆に、夕方~日が沈んで暗くなった頃から、周りの方も一斉にバタバタと釣れ出すことが多く、釣り人も多く見られます。
場所
子アジの場合は湾内や防波堤でしたが、大型が湾内に入って来ることはあまりありません。防波堤の先端付近や外洋側の潮通しがよい所がポイントになります。
また、水深が深い所がポイントになります。
ウキサビキ仕掛け
ウキサビキ仕掛けは様々な種類があります。ウキを使った仕掛けは細かなパーツが多く、セッティングするのにも一苦労。初めてウキサビキ釣りをするなら仕掛けがセットになった製品を使うのも手です。
ここでは用意するパーツが少なく扱いやすい、最もシンプルで扱いやすい下かごのウキサビキ仕掛けについて解説します。
ウキ止め糸
ウキの上(竿側)に結んでウキを止める糸です。ウキ止め糸がないとウキ仕掛けは成立しません。魚がかかってもウキが沈まないからです。
ウキ止め糸を上下に移動させることにより、狙う棚(水深)を調整することができます。
ウキとウキペット
遠投性を重視してウキは8~10号がおすすめです。
ウキペットとはウキとラインを接続するパーツです。市販のプラスティック製のウキを購入すると付属してあることもあります。
ウキペットの穴はテーパー状になっています。ウキ止め糸でしっかりと止まりやすいように、穴の細い方からラインに通します。
絡まん棒
サビキ仕掛けで使うウキはずんぐりとしたウキを使うことが多いため、仕掛けと絡まないためというメリットはさほどありません。
サビキ仕掛けでからまん棒を使うメリットはウキをなくさないですむことです。
画像のようにサビキが切れてしまっても、からまん棒があるおかけでウキを回収することが出来ます。
サビキ
普通の市販のサビキ仕掛けで十分ですが、大物狙いだとハリやハリスの太さに注意しましょう。小アジ用のサビキだと大型が鈴なりにかかった場合、ラインが切れてしまうことがあるからです。
大アジ・大サバ用のサビキ仕掛けや太いハリスを使ったサビキ仕掛けを購入しましょう。
サビキカゴ
ウキの号数と同じサビキカゴを使いましょう。ウキの号数より大きいとウキが沈んでしまうからです。安いプラスティック製のサビキカゴで十分です。
大物狙いのタックル
大物狙いの場合、できるだけ沖の深場に遠投して回遊してくるアジを待ち構えることになります。アジが回遊してきた時に仕掛けがしっかりと水中に漂わせられるように、遠投浮き釣りという釣法で狙います。
竿:遠投磯竿3~4号。4~5m前後。磯竿には遠投用とそうでないものがあります。遠投用はガイドが大きく作られています。こうすることで、ラインが放出する時の抵抗が減り遠投できるようになります。遠投用の竿を用意しよう。
リール:3000番台。ナイロンライン4~5号程度が150m巻けるもの。
仕掛け:市販のサビキ仕掛け6号前後。遠投ウキ8~10号(安価なもでOK)。ウキに付けるケミホタル(夜間の場合)。サビキカゴ8~10号。ウキ止め糸。
道具:基本的にはサビキ釣りと同じもので大丈夫です。個人的にはトングが必須の道具になります。大アジになると背ビレが鋭く素手でつかむと出血することがあります。安全に針から取り外せるようトングを用意しましょう。また、相手は回遊魚。エサを撒いて足止めしているとはいえ、いつ群れがいなくなるかわかりません。魚を針から取り外すのに手が滑ってまごついているようだと、群れを逃してしまうかもしれません。手返しよく釣るようやっぱりトングが必須。
釣り方
カゴにエサを詰めてヨイショ!と投げます。*投げる時は周りに人がいないか必ず確認して投げて下さい。仕掛けを投入したらウキが立つまで、しばらく待ちます。ウキが立ったら竿をあおってカゴからエサを放出し当たりを待ちます。5~10分ぐらいしたらエサがなくなっているので回収。
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