今回はメバルを釣る時期やメバルがいるポイントについてお伝えします。まずはメバルの生態について知っておきましょう。
メバルの生態
メバルは沿岸の岩礁域や藻場で生息している。上層に浮き頭を上にして定位していることがおおい。通常、海底位にじっとしていることはほとんどない。春から初冬にかけて交尾し冬に授精し生み出させる。1年で10㎝程、2年で13㎝程、5年で20㎝程に成長する。成熟後の成魚はほとんど移動しないで、定住する。肉食魚で稚魚はプランクトンを捕食するが、成長するとモエビや甲殻類、魚類を捕食する。摂食活動は夜間が活発で、昼間はじっとしていることが多い。荒天で波が高い時は海藻が揺れて生物が振り落とされるのを捕食するため、波が静かな時より胃内容物が多い。
現代おさかな事典―漁場から食卓まで より
穴釣りでは波があるほうがよく釣れると言われてますが、波で振り落とされる生物を捕食するため魚が釣れやすくなるということなんですね。上層に定位ってところもレンジ攻略のヒントになりそうですね。メバルは夜釣りといわれるのも納得。疑問に思ったところはほとんど移動しないで定位するって書いてあるところ。寒い時期と思っていたんだけど、夏でもメバルは釣れるのかな?夏メバルを開拓する余地がありそうですね。このように生態を知るとメバルに対してどうアプローチすればいいか見えてきますね!
メバリングの時期
筆者の経験で言えば初冬~梅雨明けまでの間で釣れます。冬は釣りをするのは寒いし、足元が危ないので春頃からがおすすめの時期になります。水中の中を見たわけではないので推測になりますが、寒い時期は水中の障害物の側にじっとしていて、水温が上がってくると活発に動き回ってエサを捕食するって感じです。
メバリングのポイント
①漁港
常夜灯や船が係留しているところや岸壁の際がポイントになります。常夜灯にはプランクトンや小魚が集まりそれを捕食しにメバルがやってくるというわけです。
②テトラ帯
テトラ帯はメバルの住み家ってこと。昼間に穴釣りでメバルが釣れますもんね。夜になるとテトラという家を出て捕食しにでかけるのでポイントになります。
案外狙われてない所はサーフで少し沖にテトラが積まれているところ。こうした場所ではサーフメバリングも成立します。波が少しあるとよく釣れるように感じます。
③藻場・岩礁域
浅い所なら目視で分かりますが深いところの藻や岩礁域はわかりずらいので、こればかりはポイントに通ったり他の釣りをしながら自分で探していくしかありません。例えばライトショアジギングをして根がかりが多い場所。根がかりでルアーをロストするのは悲しいですが、ひょっとしたらメバルのポイントかもしれないぞ!と発想を転換しましょう。メジャーじゃない場所でも推測を元に釣りをしてみる。これを繰り返して開拓していくしかありません。漁港やテトラ帯はライバルのアングラー達にも狙われて正直、厳しいことが多いです。釣れてもサイズが出ないことが多いです。開拓するのは大変なことですが、その分喜びや達成感もあります。
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