アジングで使う3.5ノットの結び方。エステルラインとの結束強度も検証してみた

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ライトゲームにおいてもPEラインやエステルラインが主流になってきました。確かに両者とも高感度でエステルラインは高比重で風の影響も受けにくいです。アジングで最適なラインなんだなと頭の中では理解していました。

しかし、時代の流れに反して、私はずっとフロロカーボンラインやナイロンラインを使用してきました。

というのも、根がかりが多い釣りで夜間にリーダーを組み直すのがめんどくさかったからです。しかも、極細ラインじゃないですか。ノットが組みにくくてしょうがありません。

今回紹介する3.5ノットはノットを組むのが苦手な方に最適なノットです。3.5ノットはわずか数十秒で結べて結束強度も強いです。FGノットの1/10ぐらいの難易度です。

この記事では3.5ノットの結び方と結束強度の検証結果をお伝えします。

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3.5ノットにおすすめのラインの種類と強度

3.5ノットはエステルラインとリーダーを結束するのにおすすめです。強度は約90%です。

PEラインとリーダーを3.5ノットで結束すると本来の強度が得られなかったり、すっぽ抜けが多くなるそうです。

PEラインとの結束について詳しく見たい方へ

3.5ノットの結び方

本線とリーダーを重ねる
本線とリーダーを並べる

まずは、本線とリーダーを画像のように並べます。青=本線。白=リーダーです。

輪を作る
輪を作る

2本のラインで輪を作ります。

メインラインが短くなり過ぎないように注意しましょう!これから巻き付けていくので、短すぎるとラインが足りなくなります。
できた輪に巻き付けていく
輪に巻き付けていく

リーダーと本線の余りを1本のラインのように、合わせたまま、輪の中に3回通します。

本線の余りだけ輪に通す
本線の余りだけ1回通す

メインライン(青)だけもう1回輪の中に通します。メインラインは4回、リーダーは3回輪の中に通したことになります。

仮締めする
仮締めする

結び目はツバで濡らしておきましょう。

結び目となる部分は湿らせないと、摩擦熱で強度が低下してしまいます。ノットを結ぶ時の重要なポイントですので、覚えておきましょう。

左手に本線とリーダーの余り、右手に本線余りとリーダーを持って軽く引っ張ります。

この時、結び目の形がいびつになっても大丈夫です。検証結果でも強度に影響しませんでした。
本締めする
本締めする

ここから本締めしていきます。本線とリーダーの本線を持って引っ張ります。形がいびつでも締め込んでいくと、キレイな結び目になると思います。

この本締めが3.5ノットで十分な強度を出す重要なポイントです!きつく結び過ぎないほうが強度がでます。検証結果でもきつく結ぶと強度が大きく低下しました。
おそらく、しっかりと結ぶとラインが痛んで強度が低下したんだと思います。極細ラインですので、ほどほどの力でゆっくりと結びましょう。
余りをカットする
余りをカットする

本線とリーダーの余りをカットして完成です。

3.5ノットの強度検証

検証に使った道具
検証に使った道具

3.5ノットの強度検証に使用した道具

3.5ノットの強度検証結果

 切れた負荷(kg)結束強度(%)
1回目0.761.9
2回目0.9584
3回目0.761.9
4回目1.197.3
5回目1.197.3
平均0.9180.5

3.5ノットの結束強度は約80%という結果になりました。1回目と3回目は61.9%と低く強度にかなりバラつきがあります。

実は1~3回目は本締めの時にしっかりきつく結んでいました。上で紹介した結び方とは違うやり方で、本締めの時に「本線と本線の余り」「リーダーとリーダーの余り」も引っ張ってました。

ポイントでも紹介しましたが、本締めはきつく結び過ぎないほうが結束強度が出るといえそうです。検証結果では5回目までしか紹介していませんが、7回目8回目でもコンスタントに0.9~1.1を計測しました。

3.5ノットの結束強度は約90%と言えます。

3.5ノットのまとめ

3.5ノットなら簡単で強度も強いので、リーダーの接続が苦手な人もおすすめできます。このノットのおかげで、私もエステルラインを使用するようになりました。

PEラインとの接続は本来の強度が得られないため注意して下さい。

エステルラインとの接続はトリプルエイトノットもおすすめできます。

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