トリプルエイトノットはPEラインやエスエルラインとリーダーを結束するノットです。34のエステルランのピンキーの裏に紹介されてある結び方です。
根がかりが多い釣りや夜間でノットを結ぶのは、なかなか面倒なものです。アジングやメバリングも寒い時期の釣りになります。そんな時にノットを組むのは大変ですね。
トリプルエイトノットは簡単にリーダーと結束する結び方で、わずか20秒程で結ぶことができます。そのため、主にアジングやメバリングなど細いラインを使用する時に使う機会が多いノットです。
PEラインとの結束強度は検証しているサイトがあったため、当サイトはエステルラインとの結束強度を検証しました。結束強度は90%ほどになりました。
軽量なジグヘッドを使用するライトゲームは、やはり細いラインの方が断然操作性がいいです!
簡単で強度も強いトリプルエイトノットを覚えて、細いラインを使用したアジングやメバリングに挑戦してみて下さい。
トリプルエイトノットの結び方
まずはメインライン(白)とリーダー(青)を並べます。
メインラインとリーダーを1本のラインのように扱い、輪を作ります。
輪の中に人差し指を入れます。
3回ひねります。ねじりパンのようになればOKです。ピンで止めている部分は左手の親指でおさえておきます。
輪の中に親指を入れ、輪を広げます。2本のラインがねじれている部分が密にしましょう。画像のピンで止めてあるところは、左の親指で押さえておきましょう。
親指と人差し指でリーダー本線とメインラインの余りをつかんで、輪の中に通します。
ラインが太いので形がくずれていますが、こんなかんじです。実際に太いラインだと結びにくくなります。
細いラインで結ぶ時はきれいにきまります。
あとは締め込んでいくだけです。
左手(メインラインとリーダーの余り)と右手(メインライン余りとリーダー本線)にラインを持ち、引っ張ります。
メインラインとリーダーを引っ張り締め込みます。余りをカットして完成です。
トリプルエイトノットのエステルラインとフロロリーダーとの結束強度を検証してみた
強度検証の結果、エステルラインとフロロカーボンリーダーの結束強度は97.3%になりました。
切れた負荷(㎏) | 結束強度(%) | |
1回目 | 1.1 | 97.3 |
2回目 | 1.1 | 97.3 |
3回目 | 1.1 | 97.3 |
4回目 | 1.1 | 97.3 |
5回目 | 1.1 | 97.3 |
平均 | 1.1 | 97.3 |
月下美人2.5LBをドラグチェッカーで強度測定したところ、パッケージの表示通りの2.5lb=1.13kgを計測したので、この数字をもとに強度測定しました。
切れた負荷は全部1.1kgとなりました。簡単な割に驚くほど強力な強度が得られました。
切れた部分は全て結び目のとなりでした。これはトリプルエイトノットの過程で3回ひねるので、そのひねった部分が傷が入るなりして切れたのだと思います。
以前検証した3.5ノットは90%程でしたので、3.5ノットよりも強力と言えそうです。
エステルラインでは強力な結束強度が得られることがわかりました。注意しないといけないのは、PEラインとリーダーを結束する時です。結束強度は75%程になります。
トリプルエイトノットでフロロカーボンライン同士の結束強度を検証してみた
エステルラインとの結束強度が驚くほど強力であったため、何かの間違いかと思い、フロロカーボンライン同士の結束強度も検証してみたので紹介します。
アジングマスターはパッケージに1.5kgと表示されていたので、この数字をもとに強度検証しました。
1回目 | 1.6 | 106 |
2回目 | 1.2 | 80 |
3回目 | 1.6 | 106 |
4回目 | 1.4 | 93.3 |
5回目 | 1.2 | 80 |
平均 | 1.4 | 93.06 |
ばらつきが多いですが平均は93.3%となりました。トリプルエイトノットは強力な結束強度があると言えます。
トリプルエイトノットのまとめ
エステルラインとリーダーの接続は3.5ノットで十分かと思いましたが、トリプルエイトノットのほうが個人的には簡単で安定するかなと思います。
強度はエステルラインとリーダーを結束する場合は十分すぎますね。PEラインの場合はラインが滑りやすいためか、75%程になるので注意しないといけないですね。
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