パロマーノットは非常にポピュラーなノットの一つです。一度結び方を学べばすぐに習得できて、最強レベルの結束強度をほこるからです。
ソルトルアーフィッシングではFGノットとパロマーノットを覚えてしまえば、他のノットを覚える必要はほぼないぐらい氾濫性があります。
そんな簡単で覚えやすいパロマーノットですが、最強レベルの結束強度を出すにはコツがあり、意外と出来ていない人が多いのではないでしょうか?
そのコツとはラインを〇〇させないで組む必要があります。言い換えるとそのコツを知らないと強度のバラツキが大きくなり、あっさりとラインが切れることがあるということです。
大物相手や根がかりの回収率を上げるために、しっかりとパロマーノットを組めるようになりましょう。
この記事ではパロマーノットの結び方と、強度を安定させるコツを図解で解説します。
パロマーノットの強度や使い方
結束強度
結束強度は約90%です。しっかり組めると100%に近い強度が出ます。
使い方
サルカンやルアー、スナップへの結び方です。16Lb以上の太いラインにおすすめです。
パロマーノットの結び方
ラインを2重にします。
2重にしたラインをサルカンやスナップへ通し軽く結びます。
こんな感じになります。
軽く結んでできた輪にサルカンやスナップをくぐらせます。
こんな感じです。
本線と余りの両方を軽く引っ張り形を整えます。形を整えないと締め込んだ時に、結び目がキレイにできないことがあります。
形を整えたら湿らせておきます。
ここからがパロマーノットで強力な強度を発揮させる最大のポイントです。上の画像のようにスナップやサルカン上でラインが交差させてしまうと、強度が落ちます。
また、細いラインだと交差させていないか目視が難しいため、パロマーノットは太いライン向きの結び方です。
このようにラインが交差させてないのが、強度を出すポイントです。
交差させていなか確認したら、本線と余りをきつく引っ張り、パロマーノットの完成です。
パロマーノットのまとめ
結び方はシンプルなパロマーノットですが、強度を出すには案外難しかったのではないでしょうか。
細いラインの場合、ラインが交差していないか目視はほぼできません。勘にたよることになります。最強と言われるパロマーノットも万能ではないですね。
細いラインで高い強度を出したい方は、結び方が覚えやすく、細いラインでも安定して強度を出しやすいハングマンズノットがおすすめです。
PEラインとリーダーの結束はSCノットやFGノットがおすすめです。
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