ハングマンズノットの結び方と結束強度

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ハングマンズノットは手軽に結べて結束強度も強く、強度を安定して出しやすいノットです。そのことから、愛用している人も多いノットの一つでしょう。

ノットチェッカーを使用し強度検証してわかったことですが、強度を出すにはちょっとしたコツがあり、ポイントを外すと強度が減少することがわかりました。

そのコツとは最初の結び目ができるポイントでは緩く結んでおくということです。

この記事ではハングマンズノットの結び方とコツを解説し、ノットチェッカーを用いた強度測定の結果を紹介します。

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ハングマンズノットにおすすめのラインの太さ

ハングマンズノットは基本的に細糸~太糸まで結びやすく、強度も出る万能な結び方です。特に細いラインで用いるのが最適じゃないかと思います。

その理由は、間違えにくく強度が安定しているからです。例えばパロマーノットでは金属部分でラインが2重に重なると強度が減少してしまいます。パロマーノットのコツを見たい方はこちら↓↓

細いラインだとノットが正確にできているか目視が難しいです。ハングマンズノットは細いラインでも間違えなく結ぶことができて、安定して強度を出すことができます。

ハングマンズノットの結び方

小さな輪を作る
スナップに通して輪を作る

サルカンやスナップにラインを通して小さな輪を作ります。

巻き付ける
巻き付ける

ラインが2重になっているところへ4~5回巻き付けます。

巻き付けは4回で十分です。強度検証結果も巻き付け4回でやりました。ジギング魂さんによると4回より少ないとすっぽ抜けが多くなります。また、6回以上巻き付けても強度が大きくなるということもないようです。
小さな輪に入れる
小さな輪に入れる

ラインの余りを最初で作った小さな輪の中へ通します。次が大事なポイントです。

余りのラインを引っ張る
余りのラインを引っ張る

余りのラインを引っ張ります。右の方へ移動しながら結び目ができます。結び目はかなりゆるく結んでおきます。

この最初の結び目をゆるく結ぶことが強度を出すコツです!ここで両方のラインでテンションをかけてきつく結んでしまうと、強度が70%と大きく減少してしまいました。ラインを湿らせたり出来る限りのことをしましたが、本来の強度が得られませんでした。
本線を引っ張る
本線を引っ張る

結び目を湿らせて本線だけゆっくり引っ張ります。結び目がスナップ(サルカン)の方へ移動します。

結び目は湿らせましょう。結び目が通る2本のラインは湿らせなくても強度の影響はありませんでした。摩擦熱を発生させないように、ゆっくりとテンションをかけたほうがいいでしょう!
かっとする
カットする

結び目がスナップ(サルカン)へ到達したらきつくテンションをかけます。余ったラインをカットしてハングマンズノットの完成です。

ハングマンズノットの強度検証

検証に使った道具
検証に使った道具

検証に使用した道具

サンラインエギリーダーFC(2.5号=10LB)

ドラグチェッカー

強度検証結果

 切れた負荷(kg)結束強度(%)
1回目4.191
2回目4.293
3回目3.577
4回目4.293
5回目488
平均488.4

結束強度は約88%という結果になりました。もっと強度が出ると思っていたのですが・・。やり方は間違えていないはずです。

ハングマンズノットのまとめ

最初の結び目をゆるく結んでおくというのが、強度を出すコツです。それさえ守れば90%近い強度を出すことができます。

私はアジングやエギングのような細いラインを使用する釣りは、ミスがしにくいハングマンズノット。ショアジギングではパロマーノットと使い分けています。

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