巻き物のリールはハイギアを選ぶべき理由

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リールの最高峰SIMANOのステラは19ラインナップのうち12がハイギア、エクストラギアになっています。daiwaのイグジストはノーマルギア・ハイギアの比率は同等だが、セルテートではハイギアの比率が多くなっています。他の機種でもハイギアの比率が大きいのが最近の傾向です。

それではなぜ、ハイギアの比率が大きくなっているのだろうか?売れるから。確かに経営戦略的な面もあるでしょう。それでは、なぜ釣り人にとってハイギアが支持されているのだろうか?

まず、ハイギアとノーマルギア・パワーギアの一般的な特徴を比較します。次に、長年釣りをして得られた私自身の経験からマニア目線で解説していきます。自分の釣りに合わせたギア比を選択できるようになればうれしい。

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ハイギアリールの一般的な特徴

  • 感度がいい
  • 早く巻ける、手返しがいい
  • パワーがない、引き抵抗が重くて疲れる

ノーマルギア・パワーギアの一般的な特徴

  • パワーがある
  • 引き抵抗が重いルアーを扱える。
  • 早く巻けない

リールの感度についてマニア目線で解説してみる

一般的に言われてるようにハイギアのほうが感度がいいです。もう圧倒的に。

例えばバスフィッシングをしてクランクベイトを巻いている時です。ノーマルギアだとパワーがありすぎて引き抵抗が感じられず底をついているのがわかりません。しかし、ハイギアだと巻いている途中に重くなり底を感じられます。

つまり、ハイギアを使えばすぐに底がわかるので、巻くのを止めてルアーの根がかりを回避することができます。ノーマルギアだと深く刺してしまいます。

また、スピナーベイトやミノーを巻いている時に藻が絡まった時はどうでしょうか?

ノーマルギアだとルアーが上がるまでわかりません。キャスト1回分が無駄になってしまいます。ハイギアだと巻き重りから、途中で藻が絡まったなと感じられます。ロッドをあおって藻を外すことができれば、ルアーが上がってくるまでわからないノーマルギアに比べて、バイトチャンスが増えるはずです。

他にもあります。管理釣り場でスプーンを投げてラインにフックが絡まった時はどうでしょうか?

ノーマルギアだと感じられないので、釣れない状態のままゆっくり巻いてくることになります。ハイギアだと藻が絡まったとわかった瞬間、すぐに回収して次のキャストに移れるはずです。

ハイギアが多い海釣りの場合はどうでしょうか?

海には波があります。ハイギアを使っている人は波に乗っかった時は軽く、引き並みの時は重く感じられます。波に乗った時は実はルアーが泳いでないことが多いのです。ハイギアの場合、波に乗った時に早くリールを巻いてルアーを泳がせ続けることができます。ノーマルギアの場合難しいでしょう。せっかくチェイスしてきたのに、ルアーが泳がなくなり見切られるのではないか。

ハイギアとノーマルギアの巻く速度についてマニア目線で解説してみる

ハイギアが早く巻けて、ノーマルギアは遅いと言われていますが本当にそうでしょうか?

そういえば、引き抵抗がありましたよね。

同じルアーでギア比のみ違うタックルを使用したと仮定しましょう。ハイギアの場合、引き抵抗が重く速く巻いてられません。釣り人は「ちょっと重いなぁ」とほどほどの速さで巻いてくるはずです。ノーマルギアの場合、パワーがあるのでガンガン早くリールを巻くはずです。

何が言いたいのかというと、引き抵抗という存在があるゆえハイギアとノーマルギアでは両者はほとんど同じスピードで巻くのではないか。というのがマニアの視点になります。

ノーマルギア・ハイギア結局どっちがいいの?

巻物の釣りをするなら、感度によるメリットが圧倒的に違うのでハイギア。初心者など迷っている人もハイギア。

上級者でロッドも最高級のものを使っていて、釣り人自身の感度がいいという人はノーマルギア・パワーギアでもOK。

巻かない釣りやエサ釣りはノーマルギア・パワーギアとなります。

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