これからライトショアジギングを始めようと思っている方が、悩むのがロッドの選び方です。
- ロッドの長さをどうするか?
- ロッドのパワーは?
- 専用ロッドかシーバスロッドにするのか?
私自身、ライトショアジギングを始めて6年になります。専用ロッドだけでなく、シーバスロッド、ヒラメロッドなどでそれなりにやり込んできました。
この記事は上記の疑問に答えて、読者がロッドを購入する時の参考にしてもらえれば幸いです。
ライトショアジギングのロッドの長さは使うフィールドと自分の体力で決めよう
ライトショアジギンで基本となるロッドの長さは10フィートです。
10フィートあれば足場のよい防波堤でも取り回しがよく使いやすいです。また、磯場やテトラ帯のような足場が悪い場所でも足物の障害物をかわしやすいです。
様々な場所でオールラウンドに使える長さが10フィートになります。
ロッドが長くなるとロッドの重量とルアーの水の抵抗増えて疲れやすくなります。
自分がよく通うフィールドのロッドの長さを参考に、体力に自信がない方は少し短めのロッドを選ぶと快適にライトショアジギングを楽しめます。
足場のよい防波堤は9フィート後半~10フィート
漁港の防波堤など取り回しがよい9フィート後半から10フィートを選ぶとよいです。
防波堤は人気のあるポイントです。特に防波堤の先端や角にあたる場所は混雑していることが多いです。
混雑していると多いのが、「お祭り」と言う隣の人のラインと自分のラインが絡まるトラブルです。
遠投できた方が釣果はあがるので、ロングロッドを選択したいところですが、正確に真っすぐ投げるというアキュラシーも求められます。
画像のような湾内で後ろに障害物がある場所や、左右どちらでも釣りが出来る場所でも取り回しのよい短めのロッドがよいです。
長いロッドだと後ろに障害物があれば振り切れませんし、他の方をケガさせてしまうからです。
このように、防波堤でライトショアジギンをする場合は、お祭りを避けるため正確性や取り回しのよさがロッドに求められます。
ロッドの長さは9フィート後半から10フィートを選ぶとよいでしょう。
サーフやテトラ帯・磯場は10フィートから11フィート
サーフでは遠投性能とラインが波にもまれないことが求められます。そのためロングロッドがおすすめです。
沖に続く防波堤と違いサーフは手前の方は浅いことが多いです。ベイトが入っているという理由でもないかぎり、浅瀬のほうまで魚が入って来ることはあまりありません。
ほぼ水面と同じ高さで釣りをすることになるので、波の影響も受けやすいです。ロッドが短いとラインが波にもまれて、ルアーの操作性や当たりをキャッチしにくくなります。
飛距離をだし、波にも負けないようにロングロッドが適しています。
テトラ帯や磯場では、足物や水中に障害物があることがほとんどです。障害物をかわしたり、魚の突っ込みをいなせないと、バレたりラインブレイクしてしまいます。
このようなフィールドでは長めがおすすめです。
ライトショアジギンのロッドパワーは60gまでを扱えるロッドを選ぼう
最近はロッドの細分化が進んで、ライトショアジギングでもより軽量なジグを使うスーパーライトショアジギングや従来のライトショアジギングより少しライトな専用のロッドも出てきました。
種類が増えるのはいいことですが、初心者には少し分かりにくくなっているかな。
ライトショアジギングのスタンダードで使うジグの重さは30~40gです。
30g~40gあれば100m級の飛距離を出せるし、風が強いときや10m程の深場でもジグの着底を感じやすいです。
なぜ60gまで扱えるロッドをおすすめするのかというと、ルアーウェイト最大の重量ではかなり投げにくいということ。ルアーウェイトに少し余裕があるロッドのほうが、30~40gまでのルアーを快適に扱えるからです。
ライトショアジギング専用ロッドはほとんどが60gまで扱えるロッドがほとんどですので、専用ロッドを購入すれば間違いはないです。
ライトショアジギング専用ロッドにするか?シーバスロッドにするのか?違いは?
様々なロッドでライトショアジギンをしましたが、正直、どのロッドでも出来ないことはありません。
結論を言うと、釣り初心者は専用ロッドが断然おすすめ。ルアーフィッシング中級者以上の方も専用ロッドがおすすめ。ライトショアジギングは年に数回ほどの方はシーバスロッドでもよいです。
氾濫性が高いシーバスロッドですが、専用ロッドとの差はハッキリとあります。
ライトショアジギング専用ロッドはロッドのティップにハリがありジグを操作しやすい
専用ロッドの方がロッドのティップにハリがあって、ジグの操作がしやすいです。シーバスロッドの方はもっと銅調子でジグをしゃくった時にダルイ感じです。
シーバスロッドをライトショアジギングに転用した場合は、ジグを操作することは難しく、ほぼただ巻きでの使い方になります。
長いリアグリップで遠投性や疲れの軽減に
画像の上がシーバスロッドで、下がライトショアジギング専用ロッドです。
画像のラウンドノブが気になった方はこちら↓↓
あまり、語られることは少ないですが、専用ロッドはシーバスロッドに比べて、長いリアグリップが特徴的です。
専用ロッドはシーバスロッドに比べてロッドが重いですが、長いリアグリップのおかげで、私の場合は重さもさほど気になりません。
どうしてもシーバスロッドでライトショアジギングをやりたい方はロッドの固さに気を付けて
シーバスロッドでライトショアジギングをやろうという方は、1本のロッドでなんでもやりたい。シーバスもやろうと考えている方でしょう。
ライトショアジギングをする場合はシーバスロッドだとMクラスの固さになります。
Mクラスのシーバスロッドだと、レギュラーサイズのシーバスには固すぎてバイトを弾いたり、バラシが多発することにもなりますので、注意して下さい。
もう少し柔らかいシーバスロッドのMLクラスの固さになると、40gジグを使うことができません。
40gのジグが使えないと、深場や潮の流れが速いフィールドでは、ジグが流されて着底がわからなくなります。
私自身、MLクラスのロッドを転用して、魚を抜き上げた時にロッドを折ってたことがあります。穂先から遠い所でしたので、自分で修理することもできませんでした。
保証期間も過ぎていたため、高額な修理代を払わなければならず、専用ロッドとシーバスロッドを始めから2つ用意しておけばよかったと後悔したことがあります。
シーバスロッドでライトショアジギングを始めようと考えているかたは、釣りの頻度やフィールドから本当に転用できるか、よく考えて失敗しないようにして下さい。
専用ロッド、シーバスロッド色々議論はあるけど、まとめ
シーバスロッドやヒラメロッドでもライトショアジギングはできるけど・・・。
専用ロッドはやっぱり快適。それにつきます。
おすすめのライトショアジギングのロッド
正直に言うと1万ぐらいまでの入門ロッドは、魚を掛けてからのロッド追従性がわるくておすすめできません。
また、PEラインを使用するのにはSicガイドがほぼ必須で、これも入門ロッドだとトップガイドにしかついていません。
1万円中盤ぐらいからのロッドを購入すれば、快適にライトショアジギングができます。
エントリーモデルおすすめのロッド
モデルチェンジで2代目になりましたが、初代ソルパラは所有しています。
かなり安いロッドですが、肉厚でしっかりしていて飛距離はミドルクラスに負けることなく全然出ます。シーバスも60㎝までならぶっこぬけます。
ただ、ロッドの追従性が悪くバラシが多いロッドでした。2代目になり進化していることでしょう。
ライトショアジギングにそれほど予算を出しくないって方にはおすすめです。1万円以下で購入するとこができ、コスパは最強クラスです。
大手のダイワのライトショアジギングエントリーモデルがジグキャスターです。発売日から日数が経ってますが、Amazonのジギングカテゴリーの中でベストセラー1位になるほど人気のロッドです。
ミドルクラスのおすすめロッド
シマノにしてはわりと柔らかめのロッドです。しっかりとルアーの重さをロッドに乗せて飛ばしやすいロッドですね。
購入するならこのクラス以上のものが、ながく快適に使えるのでおすすめです。
ガイドはオールSicガイド搭載です。わりとハリがあるロッドで、ジグをしゃくりやすいロッドです。このクラスになると、ハリはあるんだけど魚をかければしっかり曲がって、魚をバラシにくくなります。
細かなところですが、リールが緩みにくいダブルナット構造になっているのも◎
ライトショアジギングのロッドの選び方のまとめ
ロッドは長く使うものだから、自分が通うフィールド・体力・予算に合ったロッドを見つけてほしい。
シーバスロッドを使う場合はロッドが破損しないように気を付けて下さい。そしてその固さで本当にいろんな釣りに使えるのか考えて、失敗のないようにロッドを購入して下さい。
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