ドラグって結構あまくみていませんか?指で引っ張ってだいたいこんなもん。メンテナンスなんて1度もしたことがないって方もいるのでは!?
おもわぬ大物を確実にキャッチするために、ドラグがスムーズに出ることが重要であることは皆さん知ってていることかと思います。でも、ドラグって魚とのやりとりだけではないんです。ドラグが不調になると合わせの時にズルズル滑ってしまい、あわせられなくなってしまうこともあるのです。
ドラグの調子を整えておかないと、魚を逃してしまいますよ!その逃がした魚は大物だったりしますよ!
ドラグの調子を整えるにはグリスアップだったり、フェルトワッシャーの交換などメンテナンスが必要です。あまり知られていないことですが、フェルトワッシャーは消耗品で定期的に交換しないといけないパーツです。
地道な作業ですが、こうしたメンテナンスをおろそかにせず、大物を確実にキャッチ出来るようになりましょう!
ダイワの最近の機種はATDドラグが搭載されていますが、専用のワッシャーを購入するとATD化することもできます。
この記事ではドラグの不調の症状とドラグのフルメンテナンスであるフェルトワッシャーの交換方法をお伝えします。
こんな時はドラグのメンテナンスをしよう
ドラグの不調はグリス不足かフェルトワッシャーの摩耗か水の侵入のいずれかが原因です。どれかを特定するのは難しく、フェルトワッシャーの寿命もかかった負荷によって決まります。
そこで、普段のメンテはグリスアップ。シーズンオフにフェルトワッシャーの交換をするなど、自分でタイミングを決めてメンテナンスをすることをおすすめします。
上の画像は新品のフェルトワッシャーと摩耗したフェルトワッシャーです。エイを20匹ぐらいかけました。どちらが摩耗したものかは一目瞭然でしょう。
以下では主な不調の症状と原因を説明します。
合わせを決めたらドラグが滑る・根がかりでドラグが滑る
ある程度ドラグを締めたのに合わせを決めたらズルズルとドラグが滑ってたり、根がかりでドラグが滑るパターン。アジングやエギングなどドラグを緩めておく釣りはこの限りではありません。
水の侵入やグリス不足が原因であることが多いです。
ドラグが出がにムラがありスムーズではない
ドラグが「ズズ・・ズズ・・」とスムーズに出ないパターン。特にシーバスフィッシングをしてエイを何匹もかけた時に起こりやすいです。上の画像のように今回メンテナンスしたリールもこのパターンでした。
フェルトワッシャーの摩耗が原因のことが多いです。
ドラグを締めてもドラグが出続ける
水の侵入やグリス不足、フェルトワッシャーの摩耗が考えられます。
ドラグワッシャーの交換方法
ドラグのフルメンテナンスであるワッシャーの交換法を紹介します。基本的にワッシャーを交換すると新品同様のドラグに生まれ変わります。
グリスはシマノ・ダイワ共にドラグ専用のグリスを使用します。
ダイワの全般に使えるグリスはこちら↓↓
UTD搭載のグリスはこちら↓↓
シマノの場合はこちら↓↓
ピンセットですが逆作動型ピンセットというものを使うと、手を離していても保持してくれるので1つ持っておくと便利です。
まずはドラグを分解します。一番上のドラグリングをはずします。ドラグリングは外すときに飛んでいきやすいので注意して下さい。逆作動型ピンセットを使用すると、どこかに飛んでいくことはありません。
取り付ける順番がわかるようにパーツは取り外した順に並べておきます。
新品のフェルトワッシャーに米粒3粒程度グリスを出し全体に塗り伸ばします。グリスアップをする方も同様にフェルトワッシャーにグリスを塗ります。機種によってはフェルトワッシャーではなくカーボンワッシャーだったりします。
裏面も同様にグリスを塗り伸ばします。同じようにして全部のフェルトワッシャーにグリスを塗ります。
後は取り外した順にパーツを取り付けていきます。しっかりやるなら上の画像の金属パーツをパーツクリーナーで洗浄し、古いグリスを洗い流すとなおさらよいです。
フェルトワッシャーの交換完了です。
ドラグのフェルトワッシャー交換のまとめ
フェルトワッシャーを交換した後のドラグは快調です。魚を確実にキャッチできるように、フェルトワッシャーを定期的に点検し、必要があれば交換しましょう。
フェルトワッシャーは一般的に店頭では販売されていません。釣具屋でメーカーに注文するかアマゾンやヘッジホッグスタジオで購入します。ダイワの場合メーカー公式のHPからも購入できます。
ダイワUTD↓↓
ダイワATD↓↓
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